太陽光コラム

効率が良い?設置NG?太陽光パネルの向きにご注意!

皆さんこんにちは!

新潟で自家消費型太陽光発電のことならテクノナガイソラーレにお任せ!

テクノナガイソラーレの渋谷です!

 

昨今の電気料金の高騰を受け、住宅・産業用を問わず太陽光発電への注目が高まっています。

弊社にもいろいろな問い合わせを頂くのですが、最近の主流は屋根上設置の『自家消費型』の太陽光発電です。

 

設計にも携わることが多いので様々な案件を目にするのですが、聞こえてくるお話の中ですと

意外と『太陽光パネルの設置方向や角度の条件』についてご存じでない方もいらっしゃるようです。

 

そこで今回は『太陽光パネルの設置方角』についてのお話です。

どんな向きに設置すれば効率が良いのか、逆にどのような設置がNGなのか。

メーカーの設置事例や設置方角によってトラブルになった事例などを踏まえて解説致します!

 

===目次======================

  1. 太陽光パネルの設置方角について
  2. メーカーの設置事例はどんな感じ?
  3. 設置方角によってはトラブル事例も

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1.太陽光パネルの設置方角について

太陽光発電は「太陽光パネル(太陽光モジュール)」が太陽光を受けることによって発電します。

そのため、どれだけ効率的に太陽光パネルが太陽光を受けられるか を考えなくてはいけません。

では、太陽光パネルに太陽光が一番多く当たる方角はどこなのでしょうか?

 

空き地などの平地に建てられている『野立て太陽光発電設備』を見て頂ければと思うのですが、

基本的に太陽光パネルはすべて南向きに設置されているのが分かると思います。

 

季節により太陽の高度が違いますが、太陽は東から南に上って西に沈みます。

そのため、太陽光パネルも太陽光を一番受けることが出来る『真南』に向けるのがベストです。

(『野立て』の太陽光発電のパネルが基本的に南向きなのはそういう理由です。)

 

他の方角ではどうなるのかという図が『JPEA(太陽光発電協会)』様のホームぺージにあるので見てみましょう。

 

 

 

 

 

 

 

JPEA『設置方位や設置角度の影響はありますか?』より抜粋

 

この図を見ると『真南』を100%とすると、『東・西』は約83%、『北』は約62%と大きく差があります。

そのため野立て太陽光発電のように地面に設置架台を作って設置する場合は基本的に『真南』を向けるように設置。

傾斜屋根への設置の場合は屋根面が『南・東・西』の方向のところに設置することが基本となっています。

 

ここまで聞いて「北側も60%程度発電するなら、屋根の北面に置くスペースがあるので置いてみたい」と

お考えの方もいらっしゃるかと思います。

 

ここが難しいところで、北面設置は発電量が南面と比較すると大きく減ってしまうことも問題ですが、

設置状況によっては反射光のトラブルが発生する可能性もあります。

(詳しくは後述 3.設置方角・角度によってはトラブル事例も で解説致します。)

 

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2.メーカーの設置事例は?

実際に太陽光発電システムのメーカーでの設置事例を見てみたいと思います。

今回は弊社で住宅用太陽光発電での取り扱いが多いSHARP様の

『太陽光発電システム システム例/設置事例』を参考にさせて頂きます。

 

こちらのページでのシステム設置例を見ると『北面は未設置』の設置例のみが記載されています。

 

設置条件にもよりますが、メーカー様側は発電量や反射光トラブルなど様々な点から

「北面設置はNG」「北面設置は控えてください」と回答されるところがほとんどとなっています。

(北面設置の場合はメーカー保証が下りなかったり、というパターンもございます。)

 

ただし、接地面が平面の屋根だったり、勾配が少ない工場や倉庫の屋根の場合など

状況次第では北面設置も可能のケースも一部ございます。

 

北面設置が出来る条件は限られるということは頭に入れておいて頂きたいですが

検討される際に太陽光発電の設計・施工業者に一度確認してみることをオススメします。

 

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3.設置方角によってはトラブル事例も

太陽光パネルの北面設置が難しいところには、南面や東・西面設置と比較して発電量が低くなることに加え、

近隣の住宅や会社との『反射光トラブル』が発生する可能性があります。

 

太陽光パネルが南面に設置されている時は、太陽光は基本的に上(空の方向)に反射されるので問題は起きないのですが、

北面に設置されている時は、太陽光の入射角によっては地上方面に反射した光が向かう場合があります。

こうして反射した光が住宅や会社の窓から室内に差し込んでしまうことが過去大きく取り沙汰されました。

これが『反射光トラブル』と言われるものです。

JPEA(太陽光発電協会)様にもトラブルについてまとめてあるページがございましたので抜粋致します。

 ※JPEA『太陽光発電システムの反射光トラブル防止について』

 

他にもインターネット上で『太陽光発電 反射光トラブル』や『太陽光発電 光害』というように検索すると、

いくつか事例が見つけられると思います。

 

こうした『反射光トラブル』は太陽光発電が普及し始めたころによくあった問題です。

これを受けて多くのメーカー側でも北側設置に関しては控える方針となり、こうしたトラブルを受けて

環境省が発信した『環境配慮ガイドライン』の中に反射光についての内容が盛り込まれるようになりました。

 

現在では施工店の多くは反射光トラブルをしっかり考慮した設計・施工を行っているはずですが、

もし気になる点があるようであれば、太陽光発電設備の検討時に施工店に確認してみましょう。

 

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今回は『太陽光パネルの設置方角』に関するお話でした。

 

太陽光パネルを南側に向けると発電量が良さそう と知っている方はいても

東・西面ではどの程度の効率になるのか? 北面にはなぜ設置をしないのか?

ということを知っている人はなかなか少ないように思えます。

 

これを知っていることで、例えば住宅や建物を新築する際に

『太陽光パネルを効率よく置きたいから、南面の屋根にしよう!』というような検討も可能です。

 

弊社では新築・既設問わずどんな建物に設置する際も、屋根形状・設置条件などで最適な設置をご提案いたします。

太陽光発電にご興味がある方、無料シミュレーションを行っておりますので、一度耐費用効果を確かめてみてください!

無料シミュレーション・お見積りのご依頼は弊社ホームページのお問い合わせからお気軽にどうぞ!

 

新潟で自家消費型・産業用・住宅用の太陽光ならテクノナガイソラーレ!

本日もお読み頂きありがとうございました!

 

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