【産業用太陽光発電が支える企業の脱炭素化】
2025.10.18
皆さん、こんにちは!
法人営業部の酒井です。
さて今回は『産業用太陽光が支える企業の脱炭素化』について書いていきます。
ぜひ皆様の参考になればと思いますので、最後までお読みくださいね!
■産業用太陽光とは何か
産業用太陽光発電とは、主に工場・倉庫・商業施設・オフィスビルなどに設置する10kW以上の太陽光システムのことを指します。
一般家庭向け(住宅用)と比べて規模が大きく、発電量も多いのが特徴です。
発電した電気を「自社で使用」するか「電力会社に売電」するかで運用方法が異なり、近年は電気料金の高騰を背景に、自家消費型の導入が急増しています。
自家消費型は、発電した電気を自社の設備で直接使用するため、電力購入量を削減でき、CO₂排出量の低減にもつながります。
■ 企業が太陽光を導入する3つの大きなメリット
1. 電気料金の削減とコストの見える化
エネルギー価格が不安定な今、電力コストの上昇は多くの企業にとって深刻な課題です。
太陽光発電を導入することで、日中の使用電力を自家発電に切り替え、購入電力量を減らすことができます。
また、太陽光は「燃料費ゼロ」のエネルギーです。
導入後は発電コストがほぼ一定のため、将来的な電気代の上昇リスクを抑えられます。
特に大型施設では年間で数百万円単位の電力コスト削減につながることも少なくありません。
2. CO₂削減による企業イメージ・取引価値の向上
ESG投資やサステナビリティへの意識が高まる中、環境配慮は企業評価の重要な指標になっています。
多くの大手企業では、取引先を選定する際に「再エネ使用率」や「脱炭素方針」を求める動きが強まっています。
CO₂削減量を「環境報告書」や「CSRレポート」で数値化すれば、社会的責任を果たす企業としての信頼性が高まり、ブランド価値向上にもつながります。
3. 災害時の非常用電源・BCP対策
太陽光と蓄電池を併用すれば、停電時にも電力を確保できる体制を整えられます。
災害発生時に照明や通信機器、冷蔵庫などを稼働させられることで、事業継続性を高められる点も見逃せません。
特に製造業や食品業など、24時間稼働を要する事業においては、太陽光+蓄電池=BCP対策として高く評価されています。
■ 導入方法の選択肢 ― 自家消費型とPPAモデル
企業が太陽光を導入する際には、主に次の2つの方式があります。
【自家消費型(自己所有)モデル】
企業が設備を自社資産として保有し、発電した電力を自社で利用する方式。
初期投資は必要ですが、発電量が安定しているため、長期的な電気代削減効果とCO₂削減効果が高いのが特長です。耐用年数は20年以上と長く、投資回収後はほぼ無料で電気を使えるという利点もあります。
【PPA(第三者所有)モデル】
設備費用を事業者が負担し、企業は発電した電力を割安で購入する仕組みです。
設備の維持管理もPPA事業者が行うため、企業は初期コストゼロで再エネ導入が可能になります。自治体施設や中小企業でもこのモデルを活用するケースが増えています。
また、国や地方自治体は、企業の脱炭素化を支援するために様々な補助制度を用意しています。
これらを上手に組み合わせることで、導入コストを大幅に抑えることが可能です。
太陽光導入は単に企業の利益のためだけではありません。
地域社会全体の脱炭素化に貢献し、地元の雇用や経済を支える役割もあります。
例えば、地方の遊休地を活用して太陽光を設置すれば、土地の有効利用につながり、地域の再生可能エネルギー比率を高めることもできます。
また、災害時には地域の避難所へ電力を供給する「地域電源」としても機能し、企業と地域が共に支え合う新しい形の社会貢献モデルとして注目されています。
■ まとめ
今回は『産業用太陽光発電が支える企業の脱炭素化』について書いてきました。
エネルギーコストの上昇、脱炭素要請、災害リスクといった課題が複雑化する中、産業用太陽光は「環境にも経営にも強い企業」をつくるための最も現実的なソリューションです。
今こそ、再生可能エネルギーを「コスト削減」ではなく「企業成長の新しい柱」として捉え、自社に最適な導入方法を検討することが、持続可能な未来への第一歩となるでしょう。
ご質問や疑問をお持ちでしたら、下記のフォームよりお問い合わせいただければ幸いです。









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