太陽光コラム

売電市場・最新情報!全量売電無き今、時代は自家消費!

皆さんこんにちは!

新潟で自家消費型の太陽光発電のことならテクノナガイにお任せ!

テクノナガイの伊藤です!

 

再エネ業界(特に売電市場)では2019年後半から、2020年の「FIT制度」(固定価格買取制度)がどのような制度になるかについて検討されてきました。再エネ業界についてはあまり知らないという方も、この制度に関しては太陽光投資物件などから知っておられる方も多いのではないでしょうか。

 

▼「2020年のFIT制度」に関するブログはこちらからチェック!▼

http://www.technonagai.co.jp/information/1137/

 

「FIT制度」は以前より、2020年度末から抜本的な見直しが行われると発表されておりましたが、今回の2020年版「FIT制度」でもかなり抜本的な改革が行われました。

今回はこの「FIT制度」についての変更点や注意点についてご紹介します。

 

【変更点①:売電単価 2019年14円/kWh→2020年13円/kWh】

2020年3月23日(月)に「FIT制度」による2020年度の買取価格が、経済産業省より公表されました。

 

10kW未満の住宅用太陽光発電の買取価格は21円/kWhとなりました。2019年度において買取価格は24~26円/kWhでしたので、約3~5円の下落といえるでしょう。

 

また10kW以上50kW未満の事業用太陽光発電の買取価格は13円/kWh、50kW以上250kW未満の事業用太陽光発電の買取価格は12円/kWhとなりました。2019年度においてはその買取価格がともに14円であったことを鑑みると、約1~2円の下落といえるでしょう。事業用太陽光発電においては当初予想していた下落幅よりもかなり抑えられたという印象があります。

 

250kW以上の太陽光案件に関しては入札制度が適用されることになりました。2019年度の入札適用範囲は500kW以上であったため、入札の範囲がかなり広がりました。また、調達期間に関しては、住宅用太陽光発電・事業用太陽光発電ともに昨年度と同じそれぞれ「10年間」・「20年間」となりました。

 

【変更点②:低圧(10kW以上50kW未満)太陽光案件への全量売電適用無し】

今回の制度変更において、最も話題になったのが「低圧太陽光案件への全量適用除外」です。

 

先ほど10kW以上50kW未満の買取価格が13円/kWhということをお伝えしましたが、子の買取価格が適用されるのは「余剰売電」を行う場合のみに限られています。

 

つまり低圧太陽光案件の全量売電は無くなったということです。したがって、これまで太陽光売電市場で主流であった「低圧太陽光の全量売電モデル」は今後新しく建設することは出来なくなりました。

 

また今回の制度で新しく登場した考え方の一つに「地域活用要件」というものがあります。これは再生可能エネルギー由来の発電所を今後どのように位置づけるか、についての考え方です。具体的に言うと、再エネ由来の発電所はまず有事の際には災害時の利活用できることが重要であり、平時の際には地域への電力供給などによって信頼を獲得し長期的な運営を行っていけるようになるのが望ましいとする考え方です。

 

そして、今回の制度変更において「地域活用要件」がどのように反映されたか、というと、それは「低圧太陽光案件の余剰売電における自家消費比率」です。低圧太陽光案件の余剰売電において、どのくらいまで売電することを認めるのかについて経済産業省は、その自家消費比率を「30%以上」とすることにしました。

 

また、それだけではなく災害時の電源として利活用できるように給電用コンセントを設置する義務や同じく災害時に外部電源を必要とせずに自ら発電再開ができる(ブラックスタート)機能なども必須となりました。

 

詳しくは以下リンクの経済産業省資料をご確認ください!

▼再生可能エネルギー固定価格買取制度ガイドブック 2020年度版▼

https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saiene/data/kaitori/2020_fit.pdf

このように低圧太陽光案件における全量売電が無くなった今、市場は高圧・特別高圧案件が主流になっていくと予想されています。しかし、先述の「FIT制度が2020年度末に抜本的な見直しが行われる」という発表が継続して効果を持っているとすれば、今度は「FIT制度」の代わりとなる「FIP制度」が導入されるともいわれています。

 

太陽光業界で主流となるのは、先行き不透明な売電市場ではなく、今後も補助金や節税などのメリットがある自家消費市場といえるでしょう。弊社では、自家消費型太陽光発電の設置に関わるご相談、導入シミュレーションを作成させていただいております。

ご興味があれば、いつでもお問い合わせください!

 

 

今後の動向が気になるところですね。

また最新情報が発表され次第、更新させていただきます!

 

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